最近見たもの聞いたもの 第4回
◼️メアリと魔女の花を吉祥寺で観た
スタジオジブリから脱皮したというかジブリからリストラにあった皆さんが立ち上げたスタジオボノックのデビュー作。
一言でいうと可もなく不可もなく、普通に見れた物語でした。
でも消化不良の部分とか説明不足の部分が多くてスッキリしなかったのも事実。
次に期待ですかな。とはいえ宮崎さんが新作作るとかいうニュースも聞こえてきてるのでなんとも言えない大人の事情が絡んでますね。
宮崎駿監督「引退撤回」 新作長編アニメーション映画制作スタッフ募集 | ORICON NEWS
◼️環ROYのライブに行った
環ROYは日本のラッパーで、個人的にはものすごく好きな方なのですが、今までタイミング合わずライブを観に行くことができませんでした。
それが今回ようやく彼のライブを観る機会が巡ってきました。
新作「なぎ」に併せたツアーの初日、渋谷WWW。
会場の客層は様々。でもオシャレなサブカル風女子が多かったように感じた。
やっぱただのラッパーじゃない。表現者としての高みを目指しているからこそ芸術分野へ足を踏み入れた証として得たお客さんなのかなと。
肝心のライブはアルバムを頭からやって過去の名曲をちょっとやって終わり。
途中で挟まれたのはお客さんが書いた折り紙に書かれた言葉をつなげてラップするいわゆるフリースタイル。
とりとめもなく時折意味の繋がる言葉たちを自在に時に強引に操るその姿は、俺が抱いていた幻想そのままで、環ROYの内面を垣間見ているようだった。
俺はこの人の言葉に救われた。だからこそ一度この目で確かめたかった。
そこにいたのは紛れもなく想像していた通りの環ROYそのもので、芸術家として飾らない素直な姿勢がとても印象に残った。
◼️またEgw Eimiを観に行った
下北沢MOZAICで行われた「ちえちゃん生誕祭 〜一度はやってみたかった〜」を観に行ってきた。
東京は雷雨、2時間で1000発の雷が落ちるという荒天の中行われたライブは、Egw Eimiが新しいフェーズに突入したことを確信させるライブだった。
以前ギターの越は「シューゲイザーがやりたい」と漏らしており、イメージとして植えつけられたポップさを捨てようとしていた。
せっかく生み出された快曲「真夜中のワンダーランド」のイメージをひっくり返すノイジーな曲をこのライブに持ってきて、ちえちゃんを祝いにきた客の度肝を抜いたのは間違いない。
真ん中の辺りにいた山中さん(大学時代の先輩)はああいう音楽大好きだから感極まって両手を挙げていた。その気持ちわからなくもない。
かくいう俺もその手の音楽は好きなので、「こりゃかなりキテるな〜」と思っていたけど、かなり客を置いて行ってるんじゃないかとも思っていた。
良く言えばロック寄りに移行したけれど、悪く言えばあの手の音楽は初期のradioheadみたいだし、この20数年の間に食い潰されたジャンルでもある。
今のリスナーはこのような音楽に新しさを感じるのか分からないけど、最近のバンドにはない骨太さも感じるので今後どうなっていくのか楽しみではある。
何よりもバンド自身のモードがそっちを向いているのならば、それだけバンドが充実している証拠だし、そのフットワークの軽さを存分に発揮して名曲を生み出してくれたらいい。
なんか偉そーに感想書いてるけど、これも俺なりのエールってことでご勘弁を。
◼️ドラクエ始めました。
3DS版を購入したけど、まとまった時間がなかなか取れないのと、隅々まで散策したがる癖が相まって全く進んでいない。
しかしまあ良くできてるよやっぱ。昔から思うけどドラクエってホントに丁寧な仕事してるよなぁ。
すぐ全クリしたがるバカがいるけど、もっとじっくりドラクエの世界にどっぷり浸かってみるのもいいと思うよ。
だから俺は俺のペースでやっていきます。
ちなみにもう買ってだいぶ経つけどまだファーリス王子を改心させた辺りです。
追悼 〜チェスター・ベニントンによせて〜
あーもう、この件について何か言いたい。
リンキン・パークの歌手ベニントンさん死去 自殺か (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
Facebookでは投稿してしまったけど、ここでも言いたい。
俺はただただ悲しい。
別に親交があったわけでもなく、ましてや会ったことすらないのだけれども、俺の青春にしっかりと刻まれているボーカリスト。
初めて聞いた高校の時めちゃくちゃカッコいいと思って、クラスの音楽好きから「Hybrid Theory」を借りて聞いたのが始まり。
すぐあとに「METEORA」の初回輸入盤を上大岡の新星堂で買って、字幕もない特典DVD(レコーディングの風景やプロデューサーのインタビューなど)を何度も見た。
そんで「Live in Texas」っていうライブ盤のDVDも何度も見た。
画面の中のチェスターはめちゃくちゃカッコ良くて、鬼気迫るパフォーマンスに圧巻された。
そのあとにあった初めてのライブ体験もリンキン・パークだった。
初めてのライブで荷物をロッカーに入れることも知らず、パーカー着込んでフロアに突入して汗だくになって帰った。
あの時、やけにステージも近く、いま目の前にCDとDVDで見て聞いてきた声がメンバーがいるということに物凄く感動した。
本人達が登場してライブが始まった途端感動のあまり泣いた。
叫びながらボロボロ涙が溢れ出た。嬉しすぎて。
別に俺の為に歌ってくれてる訳じゃないんだけど、なんていうかあの日この目で見た光景はものすごく特別なものだったんだ。
あの時買ったツアーグッズのタオルはまだある。そういやリストバンドは捨てちゃったかな。
それぐらい俺の青春時代に風穴を開けてくれたバンドのボーカルが自殺してしまったなんて、すごく悲しい。
いつからかリンキンのサウンドが変わってしまって余り聞かなくなってしまったんだけど、やはりどう考えてもチェスターのボーカルは素晴らしくて、いろんなラウドロックバンドを聞いたけど、こんなに開放的で爆発力があるシャウトを出せるのはチェスターしかいない。
ましてや通常のメロディーを歌う声もよく響き澄みきっていた。このシャウトと歌声を使い分けて作られるリンキン・パークのサウンドはまさに唯一無二で他のラウドロックバンドと一線を画していた。この声がバンドの個性になっていた。
それだけ、きっとチェスターは命を削っていたんだろう。命を削ってバンドに向き合っていたんだろう。
元来ものすごく真面目な性格(学生証も無いのに大学に忍び込んで授業を受けていた)ゆえに親からの虐待や貧しい生活の中で心を痛め、アルコールやドラッグに依存していた。
その辛さや悲しみを音楽にぶつけ、全米中をツアーで周り、人気が出てからも多忙な中ファンのことを第一に考え、バンドをビッグにしていった。
そんな中で家族も増え、生活は充実しているかのように見えていたが、ロックスター故の苦悩か、もしくは親友クリス・コーネルの自殺が引き金か、どこかで心が失われていったのだろう。
チェスターは救われたのか。
利権に絡む人たちはどう思っているのだろうか。金ヅルがいなくなって落胆しているのだろうか。そしてバンドのメンバーは。
もうこのままチェスターのいないバンドを続ける理由は無いし、チェスターがバンドの顔であり他とは違う特異点だっただけに解散も時間の問題だと思う。
それでもバンドを続けるというならば、それは察するところ余りある。
まあこんなことは抜きにして、俺はただただ悲しい。
今まで幾多のロックスターが亡くなってきたけど、ここまで自分が影響を受け尊敬していた憧れのロックスターが亡くなったのは初めてだ。
そのぶん悲しみも深い。
なんでこんなことになってしまったんだろうな。
安らかに。
残された家族やバンドのメンバーが幸せになることを願っています(俺が願ったところでどうにかなるというものではないが)。
愛すべきthe band apartについて ~第2回~
- 新作「Memories to Go」発売
前回のブログ記事を書いてから半年ぐらいが経過しました。
ついに愛すべきthe band apartは新しいアルバムを発売しました。
その名も「Memories to Go」!
キタね!これは!
いや~やっぱバンアパさんかっこいいよほんとに。
もうね、前のブログでライブが不安定だってことを書いてたけど、今回もきっと不安定だと思うよ川崎さん!
だって今回の川崎さんすっごい暴れてるもの。
感覚としては「alfred and cavity」の頃を彷彿とさせるギターヒーロー降臨ですよ。
速弾きメタルモンスターもびっくりの大暴れっぷり。特に曲のアウトロ(いつもバンアパさんたちはアウトロで聴かせるところがある)で顕著で、速弾きのフェードアウトで終わるM7「She is my lazy friend」は圧巻もの。
往年のギター小僧から現在進行形のギターキッズまで唸らせる速弾き。
川崎さん、あなたすごいよ!ほんとに!
というところで、あまりにレコーディングに力入れすぎてる感がハンパないのでこれはライブもかなりハラハラもんだろうなと思っております。
- 改めてバンアパさんすごいです
どうしてこんな曲が作れるんでしょう。ミュージシャンは命削って音楽作ってるっていうのがほんとに当てはまるバンドがthe band apartです。
バンドの技量の限界を常に更新しようとしていて常にチャレンジをしています。
確かにバンアパ節ともいえるようなカッティングとかコード進行とかシャッフルビートみたいなのは必ずあるんです。
もうなんかフュージョンバンドなんじゃないかと思ったM2「ZION TOWN」なんてのもこれまでのバンアパを知ってるとすごくすんなり入ってくる。
というかこの曲はAメロの入りがとても良い。こんなメロディで歌いだす人気バンドある?
というかこういうバンドが日本のロックを耕してくれたからこそ、今Suchmosなんかが大人気なわけで、Suchmosに続けと烏合の衆がレコード会社からこぞってデビューさせられてるわけですが、もうそういうのやめてよ。
とはいえ、バンアパが人気を得だしたころもバンアパみたいなバンドがたくさんいたな、俺は割と好きだったけど。なかなか今も活動してるのっていないな。
そう考えれば考えるほどthe band apartは稀有な存在で、日本のロック界にバンアパ以前とバンパ以降と言わせるほどの影響力があったある意味レジェンド的なバンドなのにも関わらずいまだ進化をやめず、人気に甘んじることなく腰を低く据えて色んな所でライブやったり色んなミュージシャンに客演したり、横のつながりも広く活動しています。
だから好きなのかもな。会いに行けるアイドルじゃないけど、そこら辺のライブハウスでやってそうな身近な大物感があって好きなのかも。
前回のブログでもっと売れてほしいなんて言ったけど、このスタンスだから続けてこれてるしこのスタンスで活動してるから好きなのかもな。
だってさ、何回かライブ見たことある人はわかると思うけど、この人たちめっちゃオシャレで複雑な曲やってる割にはクッソ汗かいてめちゃくちゃエモーショナルに演奏するんですよ。
で荒井さんのMCも「うす!ありがとうございます!」みたいな体育会系というかハキハキした誠実なMCをするし、原さんはなんか狂ってるしで全然そこらの凡百のみんな同じような髪形した
そうこんなの。しょうもないナルシズムでスペシャでRage Against the Machineの「Guerilla Radio」カバーしちゃうようなコメントしづらいバンドマンみたいな。
こんなのみたいなナルシズムの無いある意味リアリズムのバンドがバンアパなんですよ。
この[Alexandros]だってRADWIMPSだって少なからずバンアパから影響受けてます。
そんだけレジェンド的なバンドなのにいまだ新作で新しいことやってるなんて、もうなんかそりゃあなた方が力尽きるまでついていきますよってなもんで。
- 総括
今回の新作はバンアパの日本語詞が好きな人も、バンアパはやっぱ英語詞だよなって(しょうもない評価しかできない残念でかつ音楽を聴いてない)人もきっと満足するアルバムです。
今年の夏はこれ聴いてりゃいいような気もする。
では。
近況あれこれ 第1回
※[20170910追記]タイトルがしっくりこなかったので変えました。なので内容の一部に整合性が取れていない部分があります。
※[2017/9/1追記]愚かな過ちに気づいたのでブログタイトル変更しました。
ブログを書いていて過去の記事を消すつもりは全くないけど
なんか曖昧な感じで書いていて「最近見たもの聞いたもの」シリーズを3回続けてきたということもあり、改めてコラム的なシリーズも始めてみようと思い立った。
何気にアクセス数も少しあってちょいちょい誰かが見てくれているのならば
もういっそのことカテゴライズしてみてもいいのかもと思っています。
と言っても更新頻度はかな~り低いですが。
■タイトルの思いとは
ここを本拠地とする!というタイトルは、私が大好きな「水曜どうでしょう」のセリフに由来する。
もう何の回で使われた言葉か覚えてないけど、とにかく印象的で汎用性が高くて
飲み会の席とか、夏の季節だとBBQやるときなんかにもよく使える。
ああほんと大泉洋ってすごくて、大泉洋にまつわるストーリーで俺がすごく好きな話があって、お笑いコンビのタカアンドトシ(彼らも北海道出身)がなかなか北海道でも目が出なかった時期があったらしいんだけど、その時の彼らにとって大きな壁があったらしく、何かのテレビ番組かで話してたんだけど、「北海道には大泉洋っていう怪物がいた」ってことを話してたんです。
なんかその話に俺はすごく夢を感じて、ぶっちゃけ「水曜どうでしょう」は完全な後追いで、リアルタイムの'95~'98年頃なんて大泉洋なんて全く知らなかった。
でも俺がのんきに小学生やってKOFやってハイパーヨーヨーやって、喘息で中学の入学式行きそびれたりして中学登校の初日にメチャクチャ緊張したりしてた時に、北海道じゃ大泉洋っていう怪物が暴れまわってたっていうエピソードがなんか大泉洋を知った当時20代前半だった俺にはとてつもないワクワク感があって好きだったのです。
大学時代の友人で北海道出身のやつがいるんだけど、そいつに「水曜どうでしょうっていうか大泉洋ってどうだったの?」って聞いても「俺あんまり知らなかったわ、周りのみんなは見てたっぽいけど」っていわれて「てめえが道民だったっていう価値はねえ!」と切り捨てたことがあります(今でも仲のいい友人です)。
という、とりとめもないかなりどうでもいいところからこのタイトルがつけられています。
この間フラッとラジオつけてたら文化放送の「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI」という番組で田中真紀子が出演していて歯に衣着せぬ物言いでとても面白かった。
今の安倍政権をぶった切ってあーだこーだ言うんだけど、この人はちゃんと国民の生活がより良いものになっていくかを考えて政治活動してたんだなと、かなり感心した。
「再就職先として政治家を選んでる」なんてことも言ってたけど、本当にこの世の中をどうにかしたくて政治家になってる人って何割いるんだろうかと考えさせられてしまった。
でもきっと若手の議員はそういう理想を抱いて当選するんだけど、汚いオッサンたちの利権争いとかでやりたいこともできなくて、結局いつのまにか自分もその一員なんてこともザラにあるんだろうな(一般企業でもそういうことはある)。
若いころに抱いた夢とか理想とか理念とかを初志貫徹できる人なんてこの世にいるんだろうか。そもそもの話。
規模が大きくなればなるほど関わる人も増えてきて、守るものも増えてくる。
そうなるとどこかで折り合いをつけなきゃいけない場面もきっとある。
そこで自分の理念とか理想とかを守り続けられた企業ってどれくらいあるんだろうか。
雇われてる平社員の自分には知りえない世界だけど、今ある環境を当たり前だと思っちゃいけないなと常々思っている。
何かやるにはお金がかかってそのお金は売上から賄われてたり、銀行から借金したりしていて結局売り上げからなんとか補填しなきゃいけないわけだけど、その売り上げってなんなのかとかどうすれば売り上げが上がるのかとかそのために自分は何をしなきゃいけないのかとか考えない人がこの世には多いのかもわかりませんね。というかサラリーマンのなかでは。
自営業の人たちはその苦しみをよーくわかってる。だからある程度の国のやり方には黙ってられる。うまくやってくれと。俺らは俺らで忙しくて大変なんだからそれ以外の枠組みのほうはうまくやってくれと。築地→豊洲の件ではそういう考えの仲卸もいました。
そういう感覚を雇われてるやつら、というか雇われることに安住してるやつらは持ってないんです。バイトもそう。まあバイトにそこまで求めんなっていう意見もあるけど。
生きることに必死じゃないやつら。明日のメシも食えるかどうかもわからない人たちが何気に日本にも多くて、そういう人たちからすれば、世の中がどう変わろうが知ったこっちゃないんですよ。今日のメシがあるかどうかもわからないのに。
そういう弱者の意見(というか感覚)を大多数の雇用者諸君も持つべきだと俺は思います。
今あなたがいる環境は当たり前ではないんだよと。
必死こいて頑張ってきた結果(それは自分じゃなくてあなたの親とか頑張ったのかもしれない)が今の生活なんだよと。
ああなんだか説教臭い嫌な文章になっちゃいましたね~。
田中真紀子が出演したラジオとは全く関係ない話になってしまいました。
が、まあみんなそれぞれの生活で一生懸命なんですよ。
だからできる範囲で俺はいろいろ考えていこうと思います。
ぞの結果をブログにして、いつか俺が年を取った時に見返して、「バカだったな~」とか「恥ずかしいな~」とか言えるようにしたいと思います。
ではまた!(今回全く音楽関係無かったな)
最近見たもの聞いたもの 第3回
■環ROYの新作を買いました
ここ最近よくヒップホップというかラップが復活しただのフリースタイルダンジョンが流行ってるだのっていう話をよく耳にします。
僕個人もそのジャンルの音楽は大好きで、単純にノリが良くて言葉のリズムが気持ちいいからなのかもしれないですが、洋邦関係なくいろんな曲を聴いてきました。
そんな中でここ5〜6年で一番好きなラッパーが環ROYです。
もうなんていうかこの人はもはやただのラッパーではなく、いちアーティスト、表現者として非常に優れていて、言葉の選び方、韻の踏み方が他にない唯一無二のようだと思っています。
あと親しみやすいルックスも個人的には高評価で、なんというか見た目で勝負してない所も好きな要因です。
そんな彼の約4年ぶりの新作が「なぎ」です。
すでに発表されていた「ゆめのあと」「Offer」を含む全11曲41分の快作で、いちいち解説する気はないですけど、待っただけの甲斐がある素晴らしい出来です。
音も言葉も全てが優しさに包まれて、アーティストとして表現者として、年齢を重ねたせいもあるけれど、一皮も二皮も剥けた印象を受けます。
これを聴かずして今のヒップホップは語れないというか、別の次元に飛んでいるので語る基準が違うようにも思うけれど、これはヒップホップの向こう側です。
まあ大げさに書きすぎたかもしれないけど、軽い気持ちで沢山の人に聞かれたらいいな〜と思います。
■またEgw Eimiを観てきました。
前回のブログでも触れましたが、Egw Eimiのメンバーが友達なのでよくライブに誘われます。
あんまり面白くないバンドだったら見る気も失せるけど、やっぱり贔屓目にみてもいいバンドなので頻繁に見に行ってしまうのです。
そんな最近の彼らはポップさから脱皮したいらしく、ギターの越は「シューゲイザーバンドになりたいんだ」とかなんとか申しておりました。いいぞ〜、やれやれ!
やっぱいいバンドにはいい対バンが付くもので、今回の対バンも見応えがありました。
その中でも圧倒されたのがbakyun the everydayというバンドで、なんつーかもうすげーかっこいいバンドでした。
YouTube調べてたらいっぱいあったから適当にこれで。
bakyun the everyday - ベースボールプレーヤーソング - YouTube
とにかくドラムがいい仕事してた。
安定した速さでまるでアヒトイナザワを彷彿とさせる16ビートの鬼でした。
いや〜、いいバンドだったな〜。
そのあとのトリにやったケトルっていうバンドもそれはそれで良かったけど、インパクト面では完全にbakyun the everydayのほうが圧倒してたな〜。
バンドって面白いな〜。
■グアムに行ってきました。
会社の社員旅行でグアムに行ってきました。
長年の社長の夢を実現できたのは我々社員の日々の努力があったからこそだと思いたい。
いや、俺よりも他の皆様の努力の結晶が今回の社員旅行に繋がったのだと思います。
参加できなかった社員の分まで楽しむことが我々の責務であると。
70人以上の社員を連れて海外旅行に行くなんて並大抵の努力ではないです。
グアムの感想をざっくり書くと、
雨季なので湿気ハンパない
海の景色がキレイ
メシ意外とうまい
とにかく外は暑い
に尽きるかなと。
これはホテルからの眺め。メチャクチャ最高。
またいつか行きたいな〜。
じゃまた!
最近見たもの聞いたもの 第2回
■At the drive inの新作を聞きました。
なんと17年ぶりの新作だそうで、17年って相当な月日が流れているはずなのに彼らのテンションは凄まじく、17年という月日を感じさせないハードコアなアルバムでした。
前作から考えてもギタリストであるオマーの思考回路というのは常人の比ではなく、The mars voltaというプログレッシブで複雑怪奇なバンドを経験し、ソロ作も作り上げて音楽の高みを目指していたにも関わらず、結局ハードコアに戻ってくるという、まさに原点回帰な内容となっています。
昔からのファンはもちろん、At the drive inってなんじゃいっていう若者にも是非聞いてもらいたいアルバムです。
今回のアルバムに入っている曲がこちら
At The Drive In - Hostage Stamps (Official Music Video) - YouTube
■いいバンドのライブを観れました。
先日、下北沢Daisy Barというライブハウスに、Egw Eimi(エゴ・エイミー)というバンドを観に行きました。
公式サイトはこちら
もともとギターの越は大学時代からの友人で、ボーカルのちえちゃんも知ってるので友達補正も加味して贔屓目に見たとしても、かなりレベルが高い良いバンドなのです。
そんなEgw Eimi最近の曲がこちら
Egw Eimi/真夜中のワンダーランド - YouTube
ね?良質なポップソングでしょ?
そんな彼らのライブを観に行ってきまして、まあ彼らのライブは良かった。前に見たときより音のバランスがすごく良くて気持ちいいライブだった。
ていうかDaisy Barってクリープハイプを輩出した10年選手のライブハウスなのでPAさんも腕がいいのかもしれないですが。
それはそれでいいとして、今回は対バンがとても良かった。
女性ボーカルをブッキングした日で、Egw Eimiの後に出演したバンドがとても良かったので紹介します。
⚫︎見田村千春
見田村千晴 - 今度、君に会うまでに MV - YouTube
ここ数年個人的にヒップホップを感じる女性シンガーソングライターが好きなんですが、まさにドンピシャっていうかルーパー使ってギターと声で色んな音を重ねて曲にして、まさにDIYで曲を形成していくっていう物凄くカッコいいライブをしていました。
なんだかライブの完成度高いな〜と思ってたらメジャーデビューしてるじゃねえかよっていうかもうたぶんその界隈ではかなり有名じゃんかよ!って思いました。きっともっと有名になると思います。
⚫︎雨のマンデーズ
【MV】さよならマンデー/雨のマンデーズ - YouTube
この曲はやってたかな〜たぶんやってなかったかも。
この子達も物凄い貫禄というかたぶんクソ若いのに達観してるというか見えてる世界が違うんだろうなと思わせるような、「はあ、オジサン完敗ですわ」って思ってしまうバンドでした。
やっぱ経験してきたからかドラムとギターを特に見るんだけど、ドラムはすごい淡々と複雑な演奏してて、またこれギターの女の子は音がクソ良くて、テレキャスとJCっていう最高の組み合わせを最大限活かしてる音を使っててめちゃくちゃ羨ましかった。
単純にすげえなって思いました。
⚫︎Bray me
Bray me −「だから、何だって言うんだ」(Music Video) - YouTube
なんかヘタなこと言ったらぶん殴られそうなくらいアネゴ的な感じがしました。
Tシャツにジーパン(つっても女子がよく履くスキニーとかじゃないダメージジーンズ)でロングヘアーにキャップ被ってる背の高いおねーちゃんが曲始まったら頭振ってキャップ飛んじゃう辺りがハンパなくカッコいいし、ベースも跳ねまくって右手にリストバンドして拳振り上げてガンガン煽るし、ドラムはスネアが力強くてコーラスもバッチリでスリーピースの土台をしっかり支えてるし、しかも曲調がどストレートなエモいロックでなんかもう潔さを感じるしアマチュアのレベルを軽く越えてるバンドでした。
もともと4人だったのが3人になったみたいですがそんなの初めて見た俺からしたら特に関係ないというか、すごい感動したのでどうでもいいです。
なんだろ、こう、個人的にはACIDMANぽさを感じてめちゃくちゃカッコよかった。
本人は「カッコいいと言われるより届けたい」というようなことを言っていたけどマジで素直にかっこいいと思いましたよ。
マジでどのバンドも頑張ってほしいな〜と知り合いでもなんでもないのに応援したくなりました。
■ドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか」を見た。
これは去年テレ東でやってたドラマで、森三中の大島とメイプル超合金の安藤なつが主演した、フィクションとノンフィクションの中間みたいなヒューマンドラマでした。
吉祥寺に住みたいという人をその人に合った街にある物件を紹介するという内容で、今を生きる若者のもがく姿とか世の中の生きづらさや歯痒さみたいなものを東京の街を通して描いた作品で、個人的にはとても好きな部類でした。
最終話まで見て思うのはやっぱ東京って面白いよな〜ってのと、自分は親元を離れて何をしたかったんだろうかと人生そのものを考え直してみたくなる気持ちにさせられた作品だったな〜ってことでした。
なんで今更見たかっていうと、前々から気になってたのとたまたまBSで再放送やってて面白いなと思って、huluでも配信されてるってことでこれは見るしかないとなったわけです。
もし続編やるんなら見てみたいな〜と思いました。
ていうか蔵前の回で写真家のオネーサンが着てたTシャツってこの間俺が弾き語りした経堂の「浜焼太郎」って居酒屋経営してるギースさんがやってるバンドのだったよな!?そうだとしたらすごいっす!
とまあこんな感じで色々紹介させてもらいましたが、自分ももうすぐ32で色々とこれまでの人生やこれからの生き方なんかを考え直していかなきゃならんと、ここ10年以上ずーっと思ってモヤモヤしながら煮え切らない人生を歩んできているわけです。
そういう時に感情を揺さぶられる音楽とか人に出会うと、すごくいい刺激になりますね〜。
これからもずーっとモヤモヤして生きると思いますけど、日々色んな刺激を受けながら生きていきたいものです。
ではまた。
Bluetoothのスピーカーを選ぶ
ここ数年でBluetoothのスピーカー市場は活気付き、様々なメーカーがスピーカーを発売している。
かくいう私も、父親がオーディオ好きなのでちょこちょこと情報を仕入れ、小さいスピーカーを譲り受けていた。
それが
と
の二つ。
どちらがいいか比べると個人的には前者のタイプが好きで、まず本体で音量の調節ができるため、出力も大きく、小さい割りに太い音を出すところに惹かれた。でもそのぶんBluetoothの接続が悪く、ノイズが入ったりセッションが切れてしまうことも多々あるためそこが少しストレスに感じた。
逆に後者は本体での調節はできず、音量は親機での調節によるため、あんまりボリュームが上がらないがやはり後発品なだけあってBluetoothのセッションは比較的安定しているように感じた。
そんな自分の懐を介さないスピーカー事情だったが、今になって自分のスピーカーが欲しくなってきたのである。
きっかけはこれまた父親が持っていたこれだった。
この手のタイプはかなり出力も大きく、低音に合わせて側面が振動するのがとても気に入っていた。
そこに追い打ちをかけるかのように始まったのが、個人的なプチアウトドアブーム。
近所の河原でキャンプチェアーを広げて贅沢なシングルライフを謳歌するのにスピーカーが必要になってきたのである。
さらにdjay 2というアプリでDJごっこをやるにはもうちょっと音の出るスピーカーが必要なのだ。
そんなこんなで親父のあのスピーカーを狙っていたら、なんということでしょう親戚の叔父さんに譲ったというじゃあーりませんか。
親父は代わりにこれを買っていやがった。
電源入れると「トゥクトゥーン」って鳴るし、デザインもかっこいいしいい音するし、俺も買うならこれかななんて思ってて時間が過ぎていった。
しかし最近ひょんな事から臨時収入があり、大事なお金だったのでモノに使おうということで、ようやく先日スピーカーを買うに至った。
新宿のヨドバシで迷いに迷うこと数十分。
私が選んだのは散々取り上げたJBLではなく、ギターアンプで有名なMarshallのスピーカーだった。
というのも先日これまたうちの親父からMarshallのヘッドホンを譲り受けており、非常に音が気に入っていたという経緯があったため、Marshallはどんなもんじゃと気になっていた。
まあほんと色んなスピーカー試したけど、やっぱ結局最後は自分の好みってことでこいつにしました。
何が良かったかってそのツマミのいじった具合で広がる音幅が良いので色んなジャンルの音楽に合う。低音も響くし、何より音が図太くダイナミック。
またそのツマミもアンプのアレと同じなもんだからなんかニヤニヤしちゃう。
しかも電源接続した時とバッテリー駆動の時やBluetoothではなく外部接続した時もあまり音質が変わらないのがポイントゲット。
あとはこのスタイリング。ちょっと持ち手がダサいけど、箱自体はシックで高級感があり、ストラップの付け根はギターのストラップをつけるような感覚でこれまたグッド。
バッテリーも20時間も持つようでかなり使い勝手がいい。
まさにMarshall、キミに決めた!状態。
これで2017年の夏はぶいぶい言わしてやろうと思っています。
皆さんも是非、イカしたスピーカー持って屋外で遊んでみてはいかがでしょうか。