最近見たもの聞いたもの
先日、乃木坂にある国立新美術館で草間彌生展を観に行ってきた。
もともと興味はあって、今回たまたまやってるってことで、あともしかしたら年齢的にも最後かもしれないってことで「これは観ておかねば」という思いで行った。
結果として非常に楽しい、刺激的な展覧会だった。
やっぱり色使いがビビッドだからか、作品から発せられる力が物凄くて、観る側も体力が必要だった。
前衛アートってこんなに人気あったのかって思うくらい平日なのにお客さんがたくさんいて、グッズ売り場は長蛇の列だったのも印象深い。
やっぱ岡本太郎とかダリもそうだけど前衛アートってポップさが内在されていて、いや、昔はその奇抜さが別次元のものに見えていたかもしれないけど、いつの間にかそれがポピュラーになって親しいものに変わっていったからなのか、ファン層が幅広い。
また、草間彌生は性を全面に押し出した作品もあり、女性としての存在意義や価値観を問題提起した作品もあるためか女性からも非常に人気がある。
彌生ちゃん人形なんてのもありとてもカワイイ感じで売られていた。買おうか迷ったが買わなかった。
次に観たのは映画「トレインスポッティング2」。
これは僕がかなり好きな映画の続編だ。
監督もキャストも同じで20年後の彼らを描く。
内容はネタバレになるので触れないが、非常に良かった。正直あんまり期待してなかったが、オッサンになった彼らは相変わらずのクズっぷりで、フィクションではあるけれどある意味リアルだった。
あとあとレンタルとかでもいいかもしれないけど、興味があったら映画館で観たほうがいい。
ヘタしたら泣けるかもしれない。
最後はこれ。
もう6年ぶりだったんだと。6年って長いよな〜。もう彼らもかなりのオッサンなはずなのに今回のアルバムは前半から飛ばしまくりでかなり攻撃的。
共同プロデュースにスクリレックスが参加してるみたいで曲のミックスも手がけているそう。
そのせいかなんかやたらドラムの音がスクリレックスっぽい。聞いたことない人にはわからないと思うけど、芯のあるズシっとしたバスドラが今までのインキュバスにはない音だった。
ギターの音もガリガリ系でめちゃくちゃかっこいい。なんかやっぱり現代風な音作りになっている。
年を重ねても時代とともに進化するバンドはかっこいい。
メンバーもみんな相変わらずのカッコよさ。
ライナーに書いてあったけど、今回のプロデューサーがかなりメンバーを追い込んだらしく、ボーカルのブランドンはかなり歌いまくったそう。
だからかこれまでの作品(特に前作)に比べて演奏もタイトで密度が濃く、いい意味での汗臭さを感じる。
これまでのファンはもちろん前作あたりでなんか微妙だな〜と思って離れていたファンこそ聞いてみてほしい。
1曲目から拳上げてガンガンヘドバンしたくなる。
30超えて社会の荒波でモヤモヤしてるような俺にはうってつけの元気をくれるアルバムだ。
ということで、以上、最近見たもの聞いたものシリーズでした。またなにか吸収したらアウトプットします。